よくある質問
タダフサの庖丁は、手仕事でつくる鋼の庖丁です。切刃に、主に日立SLD鋼、青紙鋼・白紙鋼などを使用し製造しています。オールステンレスの包丁に比べ、鋭い切れ味をお楽しみいただける分、普段の手入れに少々注意が必要となります。手入れや保管環境によって錆びが発生する場合があります。状況によっては一晩でも錆び始めることも。心地よい切れ味とともに、お手入れや研ぎ直しもあわせてお楽しみください。
<よくある質問>
・万能庖丁なら、何でも切れますか?
「万能庖丁」は、一般的なご家庭において使用する機会の一番多い庖丁です。
特に「三徳」は、肉や野菜・果物などを切る際に重宝します。小さい魚をさばく時にも使用できますが、大きな魚の硬い骨や鳥の骨など硬いものを調理するのには向いていません。刃が欠ける恐れがあります。硬いものを切る時は出刃庖丁を使用してください。
小さなサイズの「ペティ」は、果物のカットや皮剥きに。三徳よりも短く小回りが効くため、野菜の調理にも便利です。
まな板を使わず、手のひらで調理を進める方にも重宝される一本です。
刃渡が長い「牛刀」は、少し幅細なのも特徴です。海外では「シェフナイフ」とも呼ばれています。大きな野菜を切るのに役立ちます。また、大量の千切りなどをする際にも活躍します。プロの料理人の中には、「牛刀」が一番使いやすいという人もいます。もちろん、一般のご家庭でも便利な一本です。
・鋼の庖丁は錆びますか?
いわゆる昔ながらの[表面(母材):極軟鉄/切刃:鋼]の庖丁は、水に浸した状態で放置しておくと、すぐに錆びてしまいます。[表面(母材):ステンレス/切刃:鋼]の庖丁は、錆びにくくなっていますが、状態次第では、一晩でも錆びてしまいます。
SLD鋼は、白紙鋼・青紙鋼に比べれば錆びにくい鋼ですが、汚れや水分が付着した状態で放置すると錆びてしまいます。特にレモンなどの酸の強いものや塩分の強いものに使用し、そのままにしておくと黄色く変色してしまいます。ご注意下さい。
万一、赤錆が発生した場合は、早めの対応が大切です。研磨材を含んだクレンザーなどで、錆を擦り落としてください。作業の際、刃先に触れないようにお気をつけください。
・研ぎ直しはできますか?
当社タダフサにて承っています。お気軽にご相談ください。
末長くお使いいただくことを前提に、庖丁を製造しています。お買上げ時に同封している庖丁問診表(取扱説明書)に、研ぎ直しの料金などがわかりやすく書いてあります。他社製・海外製の庖丁も研ぎ直しできますので、一度に何本か一緒にお送りいただければ送料がお得です。また「庖丁工房タダフサ」シリーズの箱はお送りいただく際に使用できますので、捨てずに保管していただく事をお勧めしています。
・自分でも研げますか?
ご自身でも研いでいただけます。取扱説明書を参考に研ぐ練習をしてみてください。YouTubeを見ながら研ぐのもオススメです。
自分で研ぐ事によって庖丁の特徴が分かっていきますし、ご自身の使い方の癖も分かると思います。それでも一年に一回ぐらいは定期検査というつもりでタダフサの研ぎ直しサービスをご利用いただくのがいいと思います。
→ 砥石の購入
→ 研ぎ方のコツ
◎庖丁工房タダフサ「基本の3本、次の1本」シリーズについて
| ・商品選びに関して | |
|---|---|
| Q1. 「基本の3本」とはどのような包丁ですか?
A. タダフサが提案する、日常の料理を幅広くカバーする3本です。パン切り(先端のみ波刃)、万能170mm三徳、万能125mmペティで構成されています。 |
|
| Q2. 「次の1本」はどんな方におすすめですか?
A. 「基本の3本」を使い慣れた方が、より専門的な用途に挑戦するための一本です。万能210mm牛刀、出刃、刺身などお好みにあわせてお選びください。 |
|
| Q3. 家庭用でもプロ仕様でも使えますか?
A. はい。職人の手仕事で一本ずつ仕上げていますので、切れ味・耐久性ともにプロの現場でも愛用されています。 |
| ・材質・構造について | |
|---|---|
| Q4. 刃の素材は何ですか?
. 切刃に日立SLD鋼を、母材にステンレスを採用した複合材を使用しています。錆びにくく、研ぎやすさと切れ味の両立を実現しています。 |
|
| Q5. 持ち手(柄)はどんな素材ですか?
A. 天然の栗材を燻製加工した「抗菌炭化木」(タダフサ特許取得済み)を使用。木の温もりを保ちながら、菌の繁殖を抑え、長持ちします。 |
|
| Q6. オールステンレスとの違いは?
A. 比較製品によっても異なりますが、一般的にオールステンレス製よりも、切れ味がよく、切れ味が長期間安定し、研ぎ直しも容易です。ただし、水気が付いたまま放置すると錆が発生する可能性があります。簡単でいいので、水気はすぐに拭き取ってください。 切れ味を楽しむ、料理を楽しむなら、タダフサの包丁がオススメです |
| ・お手入れ/メンテナンスについて | |
|---|---|
| Q7. 食洗機で洗っても大丈夫ですか?
A. 推奨していません。高温と水圧で、刃も木柄も、劣化を早めるおそれがあります。手洗い後、すぐに水分を拭き取ってください。 |
|
| Q8. 研ぎ直しはどうすればいいですか?
A. ご自身で平砥石を使って研ぐか、専門店での研ぎ直しサービスをご利用ください。もちろん、当社でも承ります。定期的な研ぎで新品の切れ味が戻ります。 |
|
| Q9. 錆びた場合の対処法は?
A. 軽度の錆はクレンザーや耐水ペーパーで落とせます。多少の錆は健康に影響はありませんが、長く放置すると進行してしまいます。長くご愛用いただくためにも、錆を見つけたら早めにこすり落としてください。 |

