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庖丁の素材

■鋼について

庖丁の切れ味や研ぎやすさを左右する大きな要因は、鋼の種類と焼入れの加減です。

白紙鋼

「白紙鋼」は日立金属が作る特殊な鋼で、砂鉄系の原料から作り、さらに不純物を少なくした炭素鋼です。庖丁やナタ、その他の多くの刃物に使われている一般的な鋼ですが、その品質は高く、不純物が少ないほど焼き入れの温度管理が難しく、熟練が必要になります。
青鋼に比べ刃を研ぎやすく切れ味が鋭いので、職人さんの中でも人気が高く、一般のご家庭でも扱いやすいかと思います。

青紙鋼

「青紙鋼」は日立金属が作る特殊な鋼で、白紙にクロム(靱性と焼き入れ性を増す)とタングステン(耐摩耗性を増す)を加えた高級鋼です。とても高い硬度を誇り長切れします。この鋼で造られた刃物は硬度が高いため(HRC60以上)、素人は刃が研ぎにくい感がありますが、刃が固く、切れ味が持続する物が多くなります。黄紙や白紙に比べて価格は高く、高級ナイフなどに用いられます。

日立SLD鋼

SLD鋼は、ステンレス並みのクロームと多くの炭素やモリブデンバナジュウム等を含んでいます。そのため炭素鋼(白紙鋼・青紙鋼)の様に錆びることはありません。(全く錆びないという事はありません)
硬くて粘りがある特殊合金鋼なので、よく切れ、切れ味も長持ちします。

 

 

■タダフサ独自の柄(ハンドル)について

タダフサでは、さまざまなタイプの柄を採用していますが、最も特徴的な素材は、「抗菌炭化木」です。

抗菌炭化木

庖丁のハンドルやまな板には弊社の特許技術から生まれた抗菌炭化木を使用してます。(特許4029427号)
抗菌炭化木とは木材を炉の中で燻製状態にし、炭の一歩手前の状態にした木材です。木材に菌が付着した際に栄養分となる水分や栄養がほとんどなく、菌が繁殖出来なくなり死滅してしまう木材です。
完全に焼いてしまうと炭になりもろくなってしまいますが、半炭化状態なので木材そのものが持つ質感も残っています。